放射能と食べ物

仙台では、放射能騒ぎがあるというふうに、聞いていたので
なんとなくはわかっていたし、旦那の言うことが最近変わってきたし、
だんだん、そういう雰囲気なのかなということは感じていました。

東北在住で、放射能が怖いという人を何人か知っていたので、
その人たちと、その周りの人ぐらいは…と思っていたのですが、
あまりにも、反響が大きかったので、正直あわてました。
毎月、私が販売所に行って、宅急便5個ぐらいを、それぞれ送るのでいいかなとか
普通に思ってました。すいません。

ヨークベニマル産地偽装疑惑、とか
生協も怪しい、とか
本当か嘘かわからないですが、そんなツィートも出始め、
敏感な方は相当敏感で、そうでもない人は敏感な人をバカにしつつ、
結局はマスコミ主導いかんでは、同じ消費行動をとるのかなと
そんな気がしてきました。

私は、復興支援だから地産地消、と言う考え方も素晴らしいと思います。
茨城だって相当な被害です。茨城の農家を応援したい、それにはやっぱり
茨城産を買おう。それは正しい消費行動だと思います。
ただし、放射能が怖いと思う人が福島、茨城、その他東北北関東産を買わないこと、
これを批判するのもまた、出来ないと思います、
世間の風潮は放射能を理由にものを買わないこと、
給食を食べないこと、移住をすること、それを良しとしない部分があります。
しかし、政府が大筋を決めてくれない、情報があいまいな今、
結局は消費者に全選択と全責任がのしかかってくるわけで、世間の流れに合わないから
それを糾弾する権利はないわけです。

今の感じだと、たとえ九州産といえども、生産者のお手紙や、放射線の測定など、
なにかしらの「安全の付加価値」がなければ、受け入れてもらえない方もいるのではないかなと思います。

それと、スーパーでお野菜を選ぶのと、1つの産地に限定してお野菜を手に入れるのとでは
話が全く違います。
私はこちらで生活しているので全く平気ですが、
マメをもらえば毎日マメご飯、たまねぎを貰えば毎日たまねぎ、
芋を貰えば毎日芋、いま、とうもろこしをもらって、キャベツが安いので、
毎日キャベツととうもろこしです。
それが、1シーズン続くことになるでしょう。
カレーが食べたいわ、でもキャベツしかないわ、ということになるかもしれない。
にらが嫌いだが、にらしか収穫できない月もあるかもしれない。
このへん、敏感な消費者に受け入れてもらえるかどうか。
野菜を配達するというのは、痛みもでるということです。
宮崎から関東まで2日、やはりトマトとピーマンとなすがあれば、
トマトから食べたいけれどなすから食べなくては、ということもあるやもしれません。

本当に難しい。
確実に、安全が欲しい人は、九州を求めています。
しかし、経済的にだけ、見てしまえば、九州を求めるのはナンセンスなんです。

ここから先は、私の妄想ですので話1%ぐらいに読んでください
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野菜が多少ブサイクでも、嫌いなものが入っていても、大義名分があれば、
辛抱していただけるのではないか。
それは、売り上げの一部を土壌改良に当てる、ということ。
新燃岳の降灰地域の土壌改良
そして、福島、茨城、宮城等の放射線除去
沿岸部の塩害
ここまでくると、もう、自治体レベルかNPOレベルですね。
九州のお野菜を食べて土壌改良をしよう
どうですか。佐賀県知事。宮崎県知事。←滅茶苦茶ですいません。

でも、このくらいしないと、日本の農業終わってしまいますよ。
どうしてくれるんですか。